スキンケア&薬草おたくが藍を配合した洗顔石鹸を作り始め、会社まで立ち上げて奮闘中。

 

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Posted by あしたさぬき.JP at

2012年07月27日

薬事法対策の服装 ~藍色工房の場合~

今日も暑かったですね~~。

工房近くにそびえるオムズビ山の白山が、太陽の光を浴びてカッと光り輝いて

いました。




アブラゼミの鳴き声が聴こえてくるようでしょう(笑)



このなんともいえない暑さの中で、藍色工房の製造スタッフは薬事法対応の

自社マニュアルで、毎日こういう姿でお仕事をしています。



毎朝、製造エリアに入る前に工房長自らが製造スタッフ全員の服装チェックを行います。

上下揃いの白衣と帽子、その上にマスクをつけます。

更に、靴も製造エリア専用の靴に履き替えて、製造エリアに入ります。



おっと、その前に手洗いを忘れてはいけません。



タオルを使わない理由は、雑菌の繁殖と拡散を防ぐためです。

ダスキンさん、いつもお世話になります☆




服装チェックと手洗いを終えたら、靴を履き換え、ここでもう一度手をアルコール消毒

してから、製造エリアに入ります。



そういうわけで、暑い夏でもこのいでたちです…



横顔だけだと誰だか分りません(笑)

もちろん、エアコンは必須ですが節電も大切なので、程よく冷房をかけるように

しています。

ちなみに画像は製造に関わるデータ作成と石けんの真空パックをする場所です。



最近は気温が異常に上がって熱中症の対策も欠かせないため、塩入りの

飴を事務所に常備しています。

適度に休憩をとりつつ、作業を進めるように指導しています。



最近の塩入り飴は、お洒落でおいしいものがいろいろありますね。

いつも選ぶのに迷います。

とりあえず、今事務所にあるのは画像のキャンディーです♪これ、おいしいです~~♪♪



塩入りキャンディーの味は横に置いておいて(汗)

ここまでして衛生に留意するのは、「石けん」がお客様の肌に直接触れるものだからです。

少しでも安心してお使いいただけるよう、専門の先生に細やかな指導を受けて

改善を重ねてきました。



髪の毛が入っていたり、手で直接石けんに触れたものを包装したり、異物が混入したり

極力しないようにするための対策です。

こうすることで、石けんの品質をうっかり落とすことを防ぐこともできます。

厳選した材料を使って、こだわりの製法で作るからこそ、仕上がりまで細部にこだわりたい。

お客さまに「ほっ」としていただくために…


ということで、皆様、今週もお疲れ様でした☆

藍色工房の爽やか石鹸で汚れも疲れもきれいさっぱり洗いながしてくださいね!!



ということで、藍色工房ではもうすぐ迎える28日0:00~サマーバザールを開催します☆




藍染め石けんのお得なまとめ買いセット&店内全品ポイント2倍でお待ちいたしております♪

ぜひぜひご利用くださいませ♪


  


Posted by ばんどーみき at 23:52Comments(0)藍色工房のこと

2012年07月22日

大切なパートナー

藍農園の作業場所に鎮座する、コンパクトなラジカセ。

ラジカセって現役で動いている所はだいぶ少なくなっている

かもしれないですが、藍農園では現役です☆



この季節は扇風機との組み合わせで、昭和な雰囲気をモワッと醸し出して

楽しませてくれます。


単純作業に入ると、ラジオが眠気防止に役立ってくれます。

カセットはほとんど使っていなくて、ラジオを聞くための配置です。


この子達も、仕事の大切なパートナー。

ちなみに、農園にはエアコンはありません。




  
タグ :農園


Posted by ばんどーみき at 19:33Comments(0)藍色工房のこと

2011年10月30日

熟成庫と染め場



工房の石けん熟成庫に入ると、当たり前ですがしーーんとしています。

石けんたちは静かに水分を飛ばしながら眠っているように見えます。

熟成庫の雰囲気を一言で言うと【静寂】。

子どもが眠っているうちに大きくなるように、良い石鹸になるために

一所懸命眠っているように見えます。





藍染めの染め場に入ると、耳に聞こえる音はしないのに賑やかな感じがします。

不思議ですが、そう感じます。

染め場の雰囲気を一言で言うと【躍動】。

瓶の中では藍と菌と空気と水と諸々のいろんなものたちが顔を寄せ合って

相談してはお祭りの準備をしている。



どちらも違った雰囲気で、いとおしい。

お客様に喜んでいただけるように、それぞれに一所懸命です。

命を感じるモノづくりの小さな楽しみの一つは、こんな雰囲気を

味わうことにあるかもしれません。  


Posted by ばんどーみき at 18:43Comments(0)藍色工房のこと

2009年06月09日

泣けてくる

本日始発の飛行機で、大都会に打ち合わせ&仕込み&リサーチに

やってまいりました。

どちらを向いても、みんな必死。

仕事をしている人はみんな必死。

その必死さでどこを目指すかで、まるで結末が違うということも

如実に目の当たりにしたりして、考えさせられます。



今日の一番最後の仕事は代官山にあるエジプト大使館でのセミナーで、

古代エジプトで空前絶後の発達を見せたナチュラルコスメのレシピの一端や

考え方などを聴いてきました。

クレオパトラが好きだった香水を再現した香りをかいだり、古代エジプト人が毎日

快適に眠るために用いたお香の香りをかがせていただいたりして、

「!!」な発見もありました。



薬品と香粧品はほぼイコールの役割を持っていて、役にたち、快適であることが

大前提だった古代エジプトのナチュラルコスメの世界が、まぶしく見えました。



ここからはちょっと毒舌入ります。

すみません。



とくに都会の業者様からの依頼でオリジナル商品の企画や製造に携わる時、

「何が売りたいのか?」と首をかしげたくなる事が時々あります。

お客様の役に立つ商品であることに焦点が絞られていれば、私も混乱しません。

企画の段階で肌への効果云々の説明もそこそこに、「付加価値をつけるために●●を

入れてもらえませんか?」「それでは付加価値があまりに薄いので…云々」

お客様が「買いたくなる理由」が必要であることはよくわかるけれど、

「付加価値のための付加価値」って、なんか意味があるのでしょうか?



神経質になりすぎる必要はないかもしれません。

このご時世、確実に仕事を手に入れることが最優先です。



でも、私の心の底は頑ななんです。

お客様のために本当にいいことをするためではなく、

ただ売るためだけの、薄っぺらな工夫。

そんなの、フェイクだ。

モノ作りの現場がそれを認めたら、市場が腐る。

だからとっくに、あらゆるジャンルの市場もモノ作りの現場も

ひどいことになってる。

お客様が、何に、お金を払っているのか、本当のことを言えるメーカーは

日本にどれだけあることでしょうか。

藍色工房が立ち上がったのは、お客さまに安心して

お買い物をしていただけるモノ作りをするためです。



フェイクだろうがなんだろうが、お金を持った人が勝ちという世界ならば、

ビジネスにはモラルもスキルも必要ないということになるじゃないの。

そんな仕事しかない国で、子供に夢を持てなんて、言えません、言えませんよ。



藍色工房のビジネスのスピードが遅いのは、こんな私が社長だからです。

スタッフのみんな、ごめんなさい。



でも、どうしても譲れない。

どうしても。

この国に、最後の最後まで、希望を持っていたいから。



明日も、最終便の飛行機に乗るまで、大都会の空の下を駆けずりまわります。

上京前に主人が買ってくれたキャリーケース(めっちゃ軽く動く!!)と、

初めて食べたスパイシーなエジプト料理が、思わぬエネルギーをくれて、

いつもの出張よりかなり元気です。

行くぞ行くぞ~~、明日も行くぞ~~~!!

 

心をつくした仕事が伝えられていく世の中であり続けられるように、

ちっさな会社のちっさなプライドは今のところ捨てません。

生意気と思われても、もういいです。

お客様に、本当に安心していただけることと、それを続けることのできる仕事を

選んでいきます。

  

Posted by ばんどーみき at 01:47Comments(11)藍色工房のこと

2008年10月16日

工房長の楽しみ

真面目にコツコツ仕事をしてくれる工房長は、

コツコツ息抜きもしていて、

ある日突如その成果を私たちに見せつけ、

色めき立つ様子を眺めて快挙を

ことほぎます。



石鹸の切端をクッキー型でくりぬいて、

かき氷の器にモリモリに盛って、

気晴らしになったみたいです(笑)
  

Posted by ばんどーみき at 23:01Comments(2)藍色工房のこと

2008年10月03日

おもしろ工房

藍色工房は、幸運な職場です。

人材に恵まれているから。



感性豊かな人

こまやかに気を配れる人

斬新なアイディアを出してくる人

クールに現実を見つめられる人

正義を大切にする人

心を忘れない人

コツコツと働き続けることができる人

ユーモアを忘れない人



そんな人たちが集まって、穏やかな日も修羅場も、一緒に過ごしています。




かつて、新しいスタッフを募集するとき、私はブログで募ったのでした。

「新しい家族を迎えるようなつもりで、あなたのことを待っています。」と。

それを読んで、手を挙げてくれた女の子は、いまや工房になくてはならない

敏腕スタッフに成長しました。

お客様からご指名で

「ありがとうと彼女に伝えて」と

メッセージを頂戴するようにまでなってくれました。



私たちはまだ完ぺきじゃない。

もっともっと、お客様に喜んでいただけるように、精度を高めていかなくては

ならないことだらけです。でも…

この工房のメンバーなら、「藍色工房らしく」乗り越えていけるような気がしています。



そんなスタッフたちも、数週間前から「稲刈り休暇」を順番に取っています。

家族で食べるお米を育てている人が、うちのスタッフには多いです。

新米の豊作、ワクワクするね☆祭りだ、祭りだ。


 
敏腕スタッフに成長したシスターOモデルの、藍染めストールイメージ画像。

今年のお正月のキャンペーン賞品でした。



ちなみに、スタッフを募集した時のブログはコチラです。

いま読み返すと、かなり切羽詰まってる感が漂ってる(笑)←だって切羽詰まってたんだもん

ちなみに、現在新規のスタッフ募集の予定は…未定です。

  


Posted by ばんどーみき at 23:54Comments(3)藍色工房のこと

2008年07月17日

冷たくする理由

今日も元気にこんばんは~~~~♪

ナチュラルハイのばんどーみきです。

今夜も藍染め雑貨と手作り石けんの藍色工房よりお届けいたします。



石けん教室のお申込みがいっぱいになりました☆ありがとうございます!!

ということで、ちょっと時間をかけて石けんの製法について考えていることや

気づいた事など、まとめてみようと思います。




工房で作っている石鹸は、コールドプロセスという方法で作っています。

(27日(日)の石鹸教室ではこの作り方で石鹸を作ります。)

「コールド」・・・何が冷たいのか?ということになるんですが、

石けんを作る過程に特徴があるのです。



簡単に言うと、原料となる油脂を「炊かずに」作る方法です。

水酸化ナトリウムを溶かした水とブレンドした植物油を40℃くらいの温度に

揃えて混ぜるというシンプルな作り方です。

家庭でも作ることのできる方法なので、今流行の「家庭用手作り石鹸」の

ほとんどは、こちらの製法で楽しまれていると思います。

(自慢のレシピなどは、ネット上で簡単にやり取りできるので、とっても便利です)



反対に「ホットプロセス」と言えば、「釜炊き石鹸」などといわれるように、

油脂を大きな釜で長時間煮立たせながら作ります。

熟練の技が必要な上に大がかりな作り方なので、職人さんの仕事として

取り組まれている製法です。

しっかりとした硬さをもつ、素朴な使用感の石鹸ができます。




私がコールドプロセスにこだわり続けるのは、これに勝る使用感の石鹸は

ないと思っているからです。

コストのかかる製法なので、大手の化粧品メーカーさんでは選ばれることのない

作り方です。業界では

「あなたたちは商売をする気があるのか」

と、あきれられることもしばしばです。

それでもこの作り方にこだわっています。



だって、コスト重視で作られた石鹸で「感動」した経験がないんだもの。

薬よりダイレクトに私たち家族の肌の悩みから解放してくれた経験をしたことが

ないんだもの。

コールドプロセスの石鹸を初めて使った時のあの衝撃。

肌がみるみる蘇っていくあの感覚。

困った末に出会った感激と驚きがあるからこそ作り続けている石鹸だから、

お肌の悩みで困っている方のお手伝いを自信を持って出来るんです。



家庭でコールドプロセスの石鹸作りにハマってしまっている方は、ほとんど同じ

感覚だと思います。

市販の石けんでは味わうことが絶対にできない使用感。

経験してみなければ分からない滑らかさです。



私がこの作り方を続けている中で気づいた、本当に大切なことについて

またお話したいと思います。

続きはたぶん、また明日。


  


Posted by ばんどーみき at 23:21Comments(0)藍色工房のこと

2008年05月15日

あなたがいなければ

工房立ち上げのメンバーについては、一応一通り簡単にご紹介

終わっております。

でも、工房のメンバーが家族ばかりなので、工房メンバーでなくとも

巻き込まれる家族がいます。



主人の母と私達の娘です。



工房立ち上げのころは、娘がまだ0歳だったので、私の母や妹に交替で

面倒を見てもらっていた時期がしばらく続きました。

そのうち、母の染め場の作業が忙しくなったり、妹も自分の仕事が忙しくなったり

して、さらに私達の自宅を主人の実家の近くに移したこともあって、

主人の母に子守りをしてもらうことが増えました。



「小さい子がおるのに、大変やね。」

と、いろんな人がねぎらってくれるのですが、本当のことを言えば、娘がいるから

ここまでできるのだと思っています。

確かに、手がかかるし、物理的にどうしても割かなければならない時間もあるし、

仕事が修羅場の時は、結構焦ることもありますが・・・



なんて言うんだろう。

夜、娘が眠っている寝息を聞くと、本当に力が湧いてくるんです。

本当に。

どんな悔しいことや悲しいことがあっても、おおかたリセットできるくらいに。



娘の方は、普通の親子に比べたらずっと寂しい思いをしていると思います。

その気持ちを慮って、一緒にいてくれる義理の母には本当に頭があがりません。

義理の母は、やっとゆっくり老後が過ごせると思ったら、老後のパートナーの夫が

「工房長」なんて言って駆り出されてしまって、やっぱり寂しい思いをしているのに

違いないのに…




時々、工房のスタッフに差し入れをしてくれたりして、義理の母も応援してくれています。

娘は、工房のスタッフ全員の顔と名前を覚えて、それぞれに甘え方を変えて

遊んでもらっています。

この二人がいなければ、私達は工房を続けていく気力が続かないって、しみじみ思います。


本当に、本当に、ありがとう。



1才の頃の娘です。  
タグ :藍色工房


Posted by ばんどーみき at 23:00Comments(0)藍色工房のこと

2008年05月01日

敵でないことだけは確かです…2

尻切れトンボになっていた、私の実の父の紹介の続きです(笑)



誰からも(特に動物と子供に)好かれる、父の弱点とは~~~。

「楽しそう~~☆おもしろそう~~~~~♪」と思えないと

エンジンがかからない。

おそらく、本人にしてみれば、面白いと思えないようなことには小指一本だって

動かしたくないのだろうと思います。



父が「おもしろそう~~~~♪」とアンテナをヒクヒクしちゃうシチュエーションとは

いかなるものかと言いますと、分かりやすい条件がございます。

・みんなでわいわいがやがや一緒に楽しいことをする♪

この1点。



興味のあることをひたすら勉強するときは、一人でどんどん作業しますが、

何か実際に行動をする時は「みんなでわいわいがやがや♪」が必須な人。

なので、畑作業も、ひとりぼっちだとパワーが出ないダウン

「苗が大きくなっちゃっているから、早く植え付けないと!!」

と染め作業が忙しくて畑に出られない母にビシッと言われても…

わかっちゃいるけど、なかなか足が畑に向かない。だってひとりぼっちなんだもんダウン



そこで、私が(たとえあまり役に立たなくても)手伝いに出ることにすると、

張り切って農機具をトラクターに積み込んで庭を出発します(笑)



こんな父ですが、前職ではイベントの企画を立てれば必ず黒字を打ち出す、

会社の中では稀有な存在でした。

教え子のみんなをいかに楽しませるかを、徹底的に追求するから、

そして父自身も楽しみながら準備をするから、そういう結果が出続けたのだろうな。



藍色工房の仲間が増え、だんだんと地元の協力も得られるようになり、

藍の畑の作業にも仲間が増えていきそうな気配になってきたので、父も本当に

ワクワクしてくれているようです。



それでも、最初はどうだったのかな・・・

おそらく、言い出したら聞かない私と母がとっとと走り出しちゃったから

賛成も反対もせずに見守っていてくれたんだと思います。

ピアニストの修行中もそうだったな・・・いつも、私のしたいことを反対したことの

無い父です。

何も言わなくても、敵でないことだけは確かな存在。それが父でした。



だけど、今は同じ夢を追いかける仲間。ちょっと不思議な感じですが、

一緒に仕事ができるのは嬉しいです。

そんな父が最も商品化を喜んだアイテムが「あいのたね」です(笑)

「これこれ、こういう面白いことが大事なんじゃ~~~~♪ほほ~~~~☆」

って、本気で喜んでました。





























藍色工房をもっともっと面白くしていくキーマンが、父のような気がしています。

そんな父にテーマ音楽をつけるとしたら…こんな感じかなぁ。

サミー・デイビス・Jrのブギウギです。

ちなみに、私がフィギュアスケートの技や器械体操の技や新体操の技なんかに妙に

詳しいのは、父の影響です。

オリンピックや国際試合の中継を大興奮で解説してくれながらたくさん一緒に観たので…

父のスケーティングはきれいですよ。←唐突に自慢
  
タグ :藍色工房


Posted by ばんどーみき at 23:44Comments(0)藍色工房のこと

2008年05月01日

敵でないことだけは確かです…

少しずつ登場人物が増えてきた「藍色工房のこと」ですが…

今回はわたしのジップ、もとい、実父の登場です。




人当たりが良く、誰に対しても基本的ににこやかで優しいのですが、

特に、四つ足の動物とか人間の子どもといった「小さな生き物」に

目には見えない「いい人オーラ」を強烈に発している人です。

もともとの職業も、子供専門のスポーツインストラクターでした。

自宅にまで、教え子たちが「あそぼー」とやってくるような・・・人気者と言えば

人気者でした(笑)



ところが、この人、とんでもない弱点があるのです。


んんん~~~、しまった、時間切れです。続きはまた後ほど・・・・  
タグ :藍色工房


Posted by ばんどーみき at 18:03Comments(3)藍色工房のこと

2008年04月29日

御大参戦

局地的に大好評の「藍色工房のこと」。

本日は、工房の隠れ人気キャラの工房長の登場です。



義理の父が工房長として藍色工房の参画してくれるようになったのは、

藍色工房のネットショップを立ち上げてから約3ヶ月後くらいからだったでしょうか。

それまでは、私自身が全ての石けんを仕込んでいました。

でも、ネットショップのコンテンツのさらなる充実のための原稿書きや、広報のための

イベント参加などが重なると、製造の手が止まってしまい本末転倒になりかねない

状況になっていました。



実際に、品切れのまま放置されている石鹸が常に数種あるというありさまで、

事業として取り組むショップとしてはあってはならない状態にありました。

やっぱり、「作る」専門の人がいないと安心して営業活動ができません。

ということで、あたりを見渡し、適任だと白羽の矢が立ってしまった(笑)のが、

義理の父でした。



定年退職して、悠々自適の生活かと思いきや、早朝ゴルフ場の芝刈りアルバイト

から帰ってきてからは自室にこもってもっぱらパソコンでトランプゲーム三昧という

不健康極まりない生活に突入していました。



定年前には、自動車の部品を製造する精密な作業をしていました。

製造管理に関してはプロ中のプロ。そして、手先はとても器用です。

もし、石けん作りが嫌いな作業でなければ是非ともその経験と技を発揮して

もらいたいな~~~と、主人と勝手に盛り上がり、思いが募って、ある日。

石けん作りの材料と道具を抱えて、主人の実家へ上がりこみました。



「お父さん、石けんを一緒に作ってみましょう。」



これは、運命的な一日となりました。

義父は、あっという間にこの作業にはまりました。

どんどんと、作業をはかどらせるための道具を自分で開発し、私達に見せてくれました。

私が考案したレシピも、新しいのを渡すたびに意欲的に作ってくれました。



私が一番感心したのは…初めてマーブル模様の石けんを作ってもらった時のことです。

マーブル模様が、教えている側の私よりはるかにキレイにできちゃったのです。

「お父さん、このマーブル模様凄いです。私のよりキレイです。どうして…」←少し悔しい

工房長の職人魂に火がついたのは、おそらくこの時だったのではないでしょうか。



一通りレシピを渡したところで、本格的に藍色工房の製造専門スタッフとして参画

してもらうことになりました。

石けんはきっちりとロット番号が振られ、整然と桐の箱に並べて保管されるように

なりました。(保管用の桐の箱も、工房長の手作りです。)

「日本一の石鹸職人になるんや。」と静かに言ってくれるようすは、私達にとってとても

心強いものとなりました。



「俺の残りの一生を、藍色工房にかけるけんの。」



その意気込み、忘れません。

毎日毎日、石けんの顔色を見ながら、とても丁寧に作業をしてくれています。





























見かけによらず(怒られそう)繊細です。お酒を飲んで楽しい気分になるのが

大好き。たばこも大好き。孫を連れ歩くのも、実はかなり楽しみ。

お世辞を言ったり、作り笑いをしたりするのが苦手です。

家族のきずなをとても大切にしています。



そんな工房長のカラオケの十八番をテーマ音楽にいたします♪



工房長は4人の孫のお爺ちゃんです。ちなみに、美声で歌います☆←予想以上に上手いです


またあした!!   


Posted by ばんどーみき at 00:34Comments(2)藍色工房のこと

2008年04月23日

お目付け役???

突如連載の始まった「藍色工房のこと」。

第3夜は、主人の登場です。



藍色工房立ち上げ時から、スタッフとして力を貸してくれていました。

立ち上げる前にも、かなり前向きにサポートをしてくれました。



と、いうのも、藍色工房を立ち上げようと決心した頃、私の腕の中にはまだ1才の誕生日を

迎える前の娘が横たわっておりました。

数時間おきのミルクの時間や、復帰したピアノ教室の仕事の合間に、新たな仕事の準備

なんて、できるわけがありません。

ええ、無理ですとも。ただでさえ、許容量の少ない人間なのに!!




そんな私に代って、「創業塾」に通い、いろいろと知識を仕入れてきてくれたのが

主人でした。

本人も、こういう勉強会には興味があったのだろうし、独立精神は旺盛だったので、

私のサポート半分、自分の夢も半分、といったところだったのではないでしょうか。

創業塾から帰ると、仕入れてきた情報をいろいろと教えてくれました。



そうです、起業なんて、主人の入れ知恵なしに私が一人で思いつくようなことではないんです。

会社を立ち上げるなんて考えたこともなかった。

会社に就職したこともないのに!!



主人の深刻なアトピーの症状を収めたい一心でたどり着いた藍入り手作り石鹸は、

家族で珍重するだけのアイテムであるはずでした。

それを

「売れるよ。これはいろんな人が喜ぶよ。やってみたら!?」

と一番に言い始めたのが夫でした。

最初は相手にしていませんでしたが、近所の方や親戚の方の間で少しずつ話題になり、

そこからリピーターさんがつくようになってくると、様々な考えが頭の中をめぐるようになってきました。



・藍を伝統の藍染めの世界とは違ったマーケットに進出させることは、とても必要なこと
 なのではないか(藍農家として、必然性のある事業)

・私達が深刻な肌の悩みの末にたどり着いた、「ある真実」をお伝えすることも大切なこと
 なのではないか

・ずっと、環境に働きかけることについて何ができるか考えてきたけれど、石けんやその素材
 の認知を改めて広げていくことは、理にかなっているのではないか

本当に人に喜んでもらえる仕事が、みんなでできるのではないか



考えが深まるうちに、「事業を立ち上げない方が、もったいない」という発想に

変わっていきました。

主人が事業の立ち上げにとても前向きに参加していてくれたことの理由の一つは、

本当に人に喜んでもらえる仕事がしたいという思いが強かったからではないかと思います。

主人のそれまでの仕事では、一度の売り上げで数百万もするような特殊なものを

販売していました。

それでも、その後のクレームが多く、せっかく一所懸命に売りあげてもお客様に

喜んでもらえない結果となることの虚しさをつのらせていました。



数百円、数千円の売り上げでも、お客様が本当に喜んで下さるのだったら、

その方が圧倒的にいいよ。


と、その頃よく話していたのを覚えています。

精神的に追い詰められるほどの肌の悩みから解放された「手作り石けん」への確信を

最も強く持っていたのは、彼でした。



石鹸のことを調べ、作り、実験を重ねていた私自身が、事業を起こすことに可能性を

感じることができるのなら、全力でサポートしようと言ってくれたので、もうほとんど

勢いに任せたような形で

「よし!!会社を作るよ!!」

と言ってしまいました…。



とにもかくにも、主人という支えと入れ知恵なくして、藍色工房は立ち上がりませんでした。

お目付け役ですね(笑)

まるで、コインの表と裏のように「藍色工房の表の顔」は私の役目で「藍色工房の裏の顔」は

主人の役目となって、すったもんだが始まりました。


ホームページを立ち上げたころの商品イメージ画像です。

こんな写真も、主人が早朝に野外で撮影してくれていました。



言い出したらなかなか引っ込めない。細かなことに気づき、指摘し、気にし続ける。

有言実行が身上で、冗談半分で言ったことまで真に受けて、実行しようとするので

うっかりしたことを言えません(笑)

大胆なのか繊細なのか、結婚6年目となる今も謎・・・

そんな彼にテーマ曲をつけるとしたらこんな感じかな~~~~~。


かっこ良すぎたかな~~~~(笑)もうちょっとひょうきんでも良かったかも(笑)

またあした!!
  
タグ :藍色工房


Posted by ばんどーみき at 23:06Comments(2)藍色工房のこと

2008年04月23日

なかなか信じてもらえませんが

私は、出不精です。

できれば、一日中家にいて、何かを作ったり植物を育てたり、何かを考え続けたり

していたい人間です。

事業を立ち上げて、バリバリ働く、やり手の女性と言って下さる方がいらっしゃいますが、

すみません、ホントは真逆の人間です。

いろんな事情があって、こうなってますが、ホントに出不精です。

信じてくれる人はなかなかいませんが、出不精な上に、社交的でもありません。



そんな人間が会社を立ち上げるとしたら、スタートメンバーは家族しかいない、というのは

自然ではないでしょうか…



藍色工房という会社がフツーの会社とちょっと違う一つのポイントは、

旦那の家族と嫁さんの家族が、一緒になって一つの会社を立ち上げているところ。

しかも、社長は一番年少でいわゆる一般の会社に就職した経験のない「嫁」であること。

藍色工房がどのような経緯で立ち上がったか、簡単にコチラで紹介していますが、

書けていないことの方がもちろんたくさんあります。

おいおい、細かなことはお伝えしていくとして、藍色工房のスタッフの顔ぶれについて、

時系列を追いながら、少しずつお伝えして行こうと思います。



ということで…今日は私の本性を少しだけお話しいたしました。

澄ました顔で、明日もお仕事いたします☆



毎日が新しいことだらけで、あちこちから叱られてばかりですが、意外と

くじけない、見かけによらず逆境に強い女です(笑)

いつも夢見がちな私のテーマ曲は、たぶんこんな感じ(爆)

リュシエンヌ・ボワイエが歌う「聞かせてよ愛の言葉を」

またあした!!

  
タグ :藍色工房


Posted by ばんどーみき at 00:34Comments(0)藍色工房のこと

2008年04月21日

藍色工房のこと

今日も元気にこんばんは~~~~♪

ちょっと神妙な面持ちのばんどーみきです。

今日もゆったり藍色工房よりお届けいたします☆



あまり大げさにするつもりはないのですが、新しいことをスタートしようと思います。

藍色工房がどんな風にして、ここまで来たのかをのんびりシリーズでお伝えして行こうと

考えました。

それというのも、藍色工房が「普通の会社」からはあまりにかけ離れ、またそれがゆえに

面白がり、共感し、希望を持って応援して下さる方の輪が少しずつ拡がっていることを

実感したからです。

(この、不思議な会社がどうやって立ち上がったのか、ご興味をお持ちだという奇特な方が

少なくないことも、つい最近になって知りました)



今できるご恩返しの一つは、可能な範囲で私達のことをさらけ出すことだと思ったのです。

他のだれでもない、この会社の言い出しっぺの私が、私の責任で書きます(笑)

(スタッフの青ざめる顔が目に浮かびます。大丈夫、実生活に害が及ぶようなことは

書かないからね。ネタの提供、お願いね☆)



藍色工房の産声を知る人も、いつの間にか藍色工房に巻き込まれていた人も、

遠巻きに藍色工房を観察していた人も、たった今藍色工房を知った人も、

本当にありがとうございます。

皆さんのおかげでここまでやってきた、そしてこれからも続いて行く道のりを、

感謝の気持ちで、反省の気持ちで、希望をこめて、毎日書きつづっていきます。

ついでに、その時の空気感や心境を表すことのできる音楽もくっつけてお届けします。



この工房日記の「藍色工房のこと」というカテゴリーに、連載します。

のんびりお付き合いいただけたら、本当にうれしいです。



では…始まりの一曲はそっとそっと、お届けいたします。

バッハ作曲:ゴールドベルグ変奏曲より『アリア』 演奏:グレン・グールド



  
タグ :藍色工房


Posted by ばんどーみき at 22:32Comments(0)藍色工房のこと