～藍の石鹸屋さん 藍色工房の裏庭～

チャンスがやってきたら、向かって行きます。

今まで、そうやって走ってきました。




音楽しか見えていなかったころ、本当に多くのチャレンジをしていました。

イタリア人の先生と出会って１０年間、コテンパンに打ちのめされながら

必死で食い下がっていました。

今日の「のだめカンタービレ」を観ていて、カルチャーショックでスランプに陥っている

のだめちゃんを観ていて、思い出しました…




目の前に高い壁が立ちはだかるのは平気。乗り越えればいいだけ。
↑めちゃ燃えるシチュエーション

一番凹むのは、結構いいところまで歩いて来たと思っていたのに

スタート位置にも立てていないと思い知らされた時だったりします・・・

大学入学以来ずっとお世話になっていたイタリア人の先生との修業は、

それの連続で果てしない思いを何度もさせられました・・・早い話が

鼻を高くしかけるとすかさずへし折られる、の繰り返し。

「言いたいことはわかるんですけど、なんか変です」

と私の演奏に対して平気で言い放つ師匠に何度撃沈させられたか・・・



落ち込んで傷ついて、それでも続けていた理由は、私からピアノを取ったら

何にもできないただのバカな子になっちゃうって、知っていたから。

何とかして、先生が知っている音楽の世界に近づきたいと思ったから。



先生がイタリアへ帰ってしまうとき、

「もう、みきちゃんは僕がいなくても自分の音楽ができます。

僕は、心配していません。そのまま続ければＯＫです。

僕たちは今日から、先生と弟子ではありません。

音楽の友達ですよ。」

と言ってくださったときは夢のようでした。



今のわたしを先生が見たら、なんて言うのかな～～～。

「また、修行してる」と言って笑われるかもしれません。

会社なんか立ち上げて、知らないことばかりにぶつかって、

ちょっと分かってきたと思ったら、訳の分からない新たな課題が降って湧く。

なんで続けているのと聞かれたら、すぐに言える答えがあります。

だから続けているんです。



そして、音楽だってあきらめていません。

夫は、私が音楽をあきらめていると思っているようだけど、

それはちょっと甘い目算ですね～～～～～～～～




とにかく、小さなチャンスと小さなチャレンジは毎日やってきます。

叱られながら、悶えながら、ニヤケながら、とにかく続けています。

今月末、そんな私達の大事な商品が、サンフランシスコの見本市に

デビューすることになりました。

また打ちのめされるかもしれないけど、夢があるってサイコー

懲りずに、仲間と進みます。